Archive for 2019年2月1日

河原先生の事

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焼津市に法月惣次郎さんという望遠鏡製作者が居ました。今ディスカバリーパーク焼津にある大型望遠鏡もこの方の作ったものです。
ある時、よそで頼まれた大型望遠鏡が完成した時に、焼津市でのお披露目会がありました。もちろん天文好きのTOPPOさんが話を聞いてやって来ないはずがありません。当日は著名な天文関係の先生方も見えて和田浜の法月技研は大賑わいになりました。
それからしばらくして、「せっかく焼津で立派な望遠鏡が作られているのに焼津市に無いのは寂しいよね」とTOPPOさん、わざわざ市役所まで「焼津市でも望遠鏡を作ってもらいましょうよ」とお願いに行きました。現役の理科教員(焼津市とは関係ないけど)の名刺が利いたか他にも多くの声が上がっていたのか、しばらくして「焼津市に天文台とプラネタリウムを作るので企画会議に出席してください」とお呼びがかかったとTOPPOさんが焼津に来てくれた事がありました。さすがのTOPPOさんも個人としての立場より有益なアドバイスがしたいとTOPPOさんの恩師の河原郁夫先生にお願いしてご一緒に来て頂きました。
そのアドバイスが生かされたのか現在のディスカバリーパークは天文台・プラネタリウム・体験館の形で運営されています。
河原先生をお送りした後、我が家でのんびりしていたTOPPOさんの所に、夕方暗くなってから市の担当さんが「河原先生にお土産を渡しそびれた」と飛んできたのが何故か記憶に残っています。
河原先生はもう米寿だそうですが、まだ現役で「かわさき宙(そら)と緑の科学館」(元・川崎市青少年科学館)で月に1度「星空ゆうゆう散歩」という大人(シニア)向けのプラネタリウム特別投影をなさっているそうです。昨年、河原先生の伝記が出版され、TOPPOさんが静岡の書店で探し回っていたのを見てふと思い出しました。